ロジャーズの ひとりごと

コロナの時に㉜境界線⑷
「自分」と「相手」とを区別するものであれば「心の境界線」(以下バウンダリー)になりますが、実際にどのような種類があるのでしょうか。 バウンダリーは「相手」によって、また「相手」とのその時の関係や状況によっても変わるものですが、あなたが不快に感じるのはどのようなことですか?あなたは「何を快いと感じ、何を不快と感じますか?」 自分へのこのシンプルな問いかけのシンプルな答えが、自分を知るスタートです。
コロナの時に㉛境界線(3)
もしも、あなたが一所懸命に頑張っているのに、結果的にはうまくいかないということであれば、自分の人生の舵取りがうまくできずにいるということです。 そこから抜け出す方法のひとつに適切なバウンダリーを引くというとても効果的な方法があります。適切なバウンダリーにはどんな働きがあるのでしょうか。

コロナの時に㉚境界線⑵
人の悩みのほとんどが人間関係だといわれています。人生には病や天災などのどうしようもない災難が降りかかることがありますが、その時でさえ人間関係によって、その災難が人生に及ぼす影響は変わってきます。それ程人間関係は人生に大きく関わっています。人と信頼できる良い人間関係を築くには、健全に心の境界線(以下バウンダリー)を引くことが重要であり、バウンダリーは悩みや問題を解決する鍵にもなります。
コロナの時に㉙境界線⑴
自分が自分らしくありながら、健全で良好な人間関係を築いていくためには、自分が関わっている人との心地よい距離を自分で決めることがたいせつです。「境界線」が引けていないと、人と適切な距離をとることができません。 人との距離はずっと変わらず一定しているものではなく、近くなったり遠くなったりするものです。距離を取り直していくことも必要です。

コロナの時に㉘悩み
「悩み」とはどういうものでしょうか? 例えば「悩み」とは自分の思うようにならないこと。 例えば「悩み」とは自分の軸がないことから生まれるもの。 自分の思うようにならないこととは、人生が自分の思うように運んでいかないということです。 自分の軸がないことから生まれるものとは、何かを決断する時の選択がなかなかできないということです。 悩みが堂々巡りしている、悩みが尽きないという場合には、往々にして根底にある問題が他の問題にすり替わっていることがあります。
コロナの時に㉗美しさ
絵本「泥かぶら」は、 劇団「新制作座」が1952年から70年もの間上演している舞台劇の話を絵本にしたものです。 どんな人もうつくしい真っ白なまごころを持って生まれてきます。まごころとは、偽りや飾りけのない、真剣に尽くす心です。 誰しもが生きていくうちに、心に泥がついていくのでしょう。 心についた泥を落とすことが、幸せになる術かもしれません。 泥が落とされた時、人は内面の「美しさ」が外面にも表れてくるのだと思います。 では絵本の主人公「泥かぶら」は、どのようにして心についた泥を落としていったのでしょうか。

コロナの時に㉖ダブルバインド
「ダブルバインド」とは、1つの事柄について、2つの矛盾するメッセージが送られることによって、相手を混乱させ精神的に追い込むコミュニケーションです。矛盾する2つのメッセージとは、「言っていること」に矛盾がある場合だけではなく、「言っていること」と口調・声の大きさ・行動・態度などに矛盾がある場合も「ダブルバインド」です。2つの矛盾するメッセージには時間差があることもあります。 長く「ダブルバインド」を受け続けることにより、自信をもって伸び伸びと自分の力を発揮しにくくなってしまいます。起こり得る子どもへの悪影響には下記のことが考えられます。
コロナの時に㉕揺るぎないもの
インドのカルカッタにある「孤児の家」の壁に掲げられた詩「それでも」は、マザー・テレサが感銘を受けてケント・М・キースの「逆説の10か条」を詩にされたものです。 ケント・М・キースは、「仮に他の人が良いこととして評価してくれなくても、正しいことを、良いことを、真実であることを常に実行してみるという挑戦として書いた」また「正しいこと、良いこと、真実であることを実践すれば、その行動自体に価値がある」といいます。

コロナの時に㉔「時間とは」
時間には「物理的な時間」と「感じられる時間」(心理的時間)があるそうです。 「物理的な時間」は時計で計ることができる時間です。1日が24時間、1時間が60分と皆に同じように与えられた時間で、進み方はほぼ同じです。 一方「感じられる時間」は、体感される時間の感覚は人それぞれですが、そのひとりひとりの体感によって伸び縮みするような時間です。皆さんにも経験があるように、時間が長く感じられたり短く感じられたりするのはそのためです。
コロナの時に㉓「人生の主人公」
「あなたの人生の主人公は誰ですか?」と訊かれて、 「親です」 「夫です」 「妻です」 「恋人です」 「上司です」 と答える人はおそらくいないでしょう。ほとんどの人が「私です」と答えます。普段あまり意識せずにいるので、当たり前に「私の人生の主人公は私」と答えます。 では「あなたはあなたらしい生き方をしていますか?」と訊かれた時、「私の人生です。私らしい生き方をしています」とすっと答える人もいますが、答えるのに戸惑う人も多いのではないでしょうか。

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