ロジャーズの ひとりごと

境界線⑺
人間関係に必要な要素は、お互いに相手を尊重すること・信頼すること・愛情をかけることです。心の境界線(以下バウンダリー)の問題がある状態は、三つの必要な要素が欠けてしまっています。 バウンダリーに問題がある人というと、自分でバウンダリーを引けていない人と捉えられがちですが、相手のバウンダリーを尊重できない人もまたバウンダリーに問題があります。「いいえ」、「NO」と言えない人だけがバウンダリーの問題を抱えているわけではありません。バウンダリーに問題がある人はいくつかのパターンに分けられます。
コロナの時に㉞境界線(6)
バウンダリーの侵害は「マイクロアグレッション」と「マクロアグレッション」のふたつに大きく分けられます。 「マクロアグレッション」は、人間関係を壊してしまい、時には人生を変えてしまうほどの大きな影響を及ぼします。それが「マイクロアグレッション」が小さな侵害、「マクロアグレッション」が大きな侵害といわれる所以です。 「マクロアグレッション」は、自分と相手との間に適切なバウンダリーがない、または曖昧といった場合に家族・恋人・職場などの身近な関係で起こります。

コロナの時に㉝境界線(5)
心の境界線(以下バウンダリー)は、自分のバウンダリーが侵害された時には押し返し、また相手のバウンダリーを侵害することがないように注意する必要があります。自分のバウンダリーも相手のバウンダリーも尊重することがたいせつです。バウンダリーの侵害には、「マイクロアグレッション」と「マクロアグレッション」があります。
コロナの時に㉜境界線⑷
「自分」と「相手」とを区別するものであれば「心の境界線」(以下バウンダリー)になりますが、実際にどのような種類があるのでしょうか。 バウンダリーは「相手」によって、また「相手」とのその時の関係や状況によっても変わるものですが、あなたが不快に感じるのはどのようなことですか?あなたは「何を快いと感じ、何を不快と感じますか?」 自分へのこのシンプルな問いかけのシンプルな答えが、自分を知るスタートです。

コロナの時に㉛境界線(3)
もしも、あなたが一所懸命に頑張っているのに、結果的にはうまくいかないということであれば、自分の人生の舵取りがうまくできずにいるということです。 そこから抜け出す方法のひとつに適切なバウンダリーを引くというとても効果的な方法があります。適切なバウンダリーにはどんな働きがあるのでしょうか。
コロナの時に㉚境界線⑵
人の悩みのほとんどが人間関係だといわれています。人生には病や天災などのどうしようもない災難が降りかかることがありますが、その時でさえ人間関係によって、その災難が人生に及ぼす影響は変わってきます。それ程人間関係は人生に大きく関わっています。人と信頼できる良い人間関係を築くには、健全に心の境界線(以下バウンダリー)を引くことが重要であり、バウンダリーは悩みや問題を解決する鍵にもなります。

コロナの時に㉙境界線⑴
自分が自分らしくありながら、健全で良好な人間関係を築いていくためには、自分が関わっている人との心地よい距離を自分で決めることがたいせつです。「境界線」が引けていないと、人と適切な距離をとることができません。 人との距離はずっと変わらず一定しているものではなく、近くなったり遠くなったりするものです。距離を取り直していくことも必要です。
コロナの時に㉘悩み
「悩み」とはどういうものでしょうか? 例えば「悩み」とは自分の思うようにならないこと。 例えば「悩み」とは自分の軸がないことから生まれるもの。 自分の思うようにならないこととは、人生が自分の思うように運んでいかないということです。 自分の軸がないことから生まれるものとは、何かを決断する時の選択がなかなかできないということです。 悩みが堂々巡りしている、悩みが尽きないという場合には、往々にして根底にある問題が他の問題にすり替わっていることがあります。

コロナの時に㉗美しさ
絵本「泥かぶら」は、 劇団「新制作座」が1952年から70年もの間上演している舞台劇の話を絵本にしたものです。 どんな人もうつくしい真っ白なまごころを持って生まれてきます。まごころとは、偽りや飾りけのない、真剣に尽くす心です。 誰しもが生きていくうちに、心に泥がついていくのでしょう。 心についた泥を落とすことが、幸せになる術かもしれません。 泥が落とされた時、人は内面の「美しさ」が外面にも表れてくるのだと思います。 では絵本の主人公「泥かぶら」は、どのようにして心についた泥を落としていったのでしょうか。
コロナの時に㉖ダブルバインド
「ダブルバインド」とは、1つの事柄について、2つの矛盾するメッセージが送られることによって、相手を混乱させ精神的に追い込むコミュニケーションです。矛盾する2つのメッセージとは、「言っていること」に矛盾がある場合だけではなく、「言っていること」と口調・声の大きさ・行動・態度などに矛盾がある場合も「ダブルバインド」です。2つの矛盾するメッセージには時間差があることもあります。 長く「ダブルバインド」を受け続けることにより、自信をもって伸び伸びと自分の力を発揮しにくくなってしまいます。起こり得る子どもへの悪影響には下記のことが考えられます。

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