コロナの時に⑪自由へのヒント

お勧めの三冊の紹介です。

①   オードリー・タン著「自由への手紙」

オードリー・タンへの日本初のインタビューで編集されています。

出典楽天ブックスより

冒頭の「本書を手にした日本のみなさんへ」で、

自由には「ネガティブ・フリーダム」と「ポジティブ・フリーダム」があり、前者は、既存のルールや常識から自由になること。後者は、自分だけでなく他の人も自由にしてあげること。みんなが自由になるにはどうすればいいのかを具体的に考えて、行動を起こすことと語っています。

  

    本文では自由への道筋が語られています。

     具体的でよく理解できる内容です。

    自由への手引きとなる一冊です。

『自分がどんな人であるかを、表現することが自由です。

自分が自由を手にしたら、握りしめずに共有して、みんなを自由にする。

自由とは受け取るものではなく、惜しみなく与えるものです。

自由を共有すること。それこそ、私たちがつくる自由への道です。』

  (オードリー・タン著「自由への手紙」

     より引用)

②キム・ドンヒョク(クルベウ)著

「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」

出典:楽天ブックスより

淡々とした文章ですが、静かに語りかけてくれるようで、こころが落ち着いていく。

そんな一冊です。

人を安心させることは、どんな場面ででもたいせつなことです。

ここでも最終章で「自由」が語られています。

『あなたの自由は誰かに授けられるものではなく誰かの許可によって発生するわけでもない。「今の選択」によって決まる。』

  (キム・ドンヒョク(クルベウ)

     「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」

     より引用)

もし、あなたのこだわりやとらわれがあなたを不自由にしていることに気づいたとしたら、そして自由になろうと決めたなら、あなたの選択は変えることができる。自由はあなたの手のなかにある。そう思いませんか?

③ レオ・レオニ著 絵本「せかい いち おおきな うち」

出典Amazonより

 絵本「せかい いち おおきな うち」

全文読み聞かせがYouTubeにありました

下記よりどうぞ

何に価値をおいて生きるのか、そんなことを考えさせてくれる一冊です。

 

「大人になったら、世界一大きな家がほしいな」という子どものカタツムリにお父さんかたつむりが話して聞かせたのは、必死で家を大きくしたカタツムリの末路だった。

家を大きくすることにこだわり過ぎて、動けなくなってしまったカタツムリ。

  幸せになることを忘れていたのだろうか。

閉塞感漂うコロナの時にこそ「自由」について考えることが、希望に目を向けることになり、コロナを乗り越えていける力になるのではないでしょうか。

何が自由で何が不自由かは、それぞれが感じること、決めること。

時として、自分のこだわりが、自分のとらわれが自分自身を不自由にしていて、

幸せを感じられないと気づいたとしたら、選択はいつでもかえられるのではないでしょうか。

まずは、「ネガティブ・フリーダム」を。